EDIX(教育総合展)東京2024 会期レポート
EDIX東京が2024年5月8日(水)~10日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催されました。今回はEDIX東京に出展した企業から5社をピックアップして、製品と共にご紹介いたします。10月に開催するEDIX関西に出展予定の企業情報もありますのでぜひお見逃しなく!
マイクラで楽しく学べる!金融教育教材
SMBCコンシューマーファイナンス 株式会社:「クエスト・オブ・ファイナンス ~勇者の武器はお金の知識~」
SMBCコンシューマーファイナンス 株式会社は金融事業をはじめソリューション事業、保証事業、海外事業、債権管理事業を展開している企業です。
学習指導要領に金融教育が加わったことで、より幅広い子どもたちにお金のことを楽しく学んで欲しい、「金融経済教育」の授業として先生に導入いただきやすい教材を作りたいという思いのもと、金融教材を作られたそうです。
クエスト・オブ・ファイナンスは24年3月にリリースしたばかりの金融教育をテーマとする授業用ゲーム教材です。Minecraft Educationを利用し、ゲームを通じて「お金の増やし方」「お金にまつわる仕組み」「お金のトラブル」等をテーマとしたクエストをクリアしていくことで、疑似体験をしながらお金に関する知識を学ぶことができます。
また学校の授業で先生に取り扱ってもらえるよう、授業の進め方・生徒の評価の仕方などが記された解説書もあります。小学生~高校生まで幅広い世代で楽しく学べる教材です。
GIGAスクールや遠隔授業に最適なリアルタイム授業支援アプリ
株式会社 MetaMoji:「MetaMoJi ClassRoom」(メタモジ クラスルーム)
株式会社MetaMoJiは、先進的なIT技術をベースに、法人向け、個人向けアプリケーションを開発・販売している企業です。
MetaMoJi ClassRoomは先生が児童生徒の学習状況をリアルタイムに把握できる”授業支援アプリ”です。まるで紙に書いているような感覚で編集でき、一斉学習・個別学習・グループ学習といった授業シーンに合わせて授業ノートを作成できます。
アプリには先生用の画面と生徒用の画面があり、生徒の画面を先生がコントロール制御できます。リアルタイムで拡大縮小、レーザーポインターなどを使えるため、要点を伝えやすく先生側の自由度が高いのが特徴です。
また個別学習ページでは、タブレットを通して各生徒の動きがリアルタイムで反映。追いつけていない生徒の画面にヒントを書き込むなど、生徒へのフォローを必要なタイミングで行えるため、各生徒の習熟度アップに貢献できます。
文部科学省が進める「GIGAスクール構想」でのクラウド活用にも適合しており、1人1台端末を効率よく使ってもらうための様々な工夫がなされていました。
メタバースを活用した、次世代の学びのプラットフォーム
東京書籍 株式会社:ヴァーチャルアカデミー「NewE」(ニューイ)
東京書籍は、1909年創業の教科書発行会社です。現在は教科書発行にとどまらず、活字分野から映像・ソフト開発・WEB配信サービス・日本語検定まで事業領域を拡大しています。
EDIX東京の会場では、「unite~学びがつながるミライ」をテーマに、様々な教材やコンテンツを出展されていました。
NewE(ニューイ)は、子どもから大人まで、一人ひとりが自分にぴったりの学びを自由に選択できるためのメタバース活用プラットフォームです。
教師や生徒は自分の好きなアバターを選んで仮想空間の教室に参加します。
チャットやアバターでの動きを通じてリアルタイムな交流が行えるため、不登校支援、外部のゲストを招いた授業
、他校との交流…など様々なシーンで活用できます。
GIGA端末でもつかえる軽量なメタバースを使用しているのもポイントです。
英語で学ぶプログラミング
ECC CO.,LTD.:「ECC課外英語プログラミング」
ECCは、幼児からシニア世代まで幅広い世代に向けた独自の教材開発・教育活動を行っている企業です。
ECC課外英語プログラミングは、「英語を学ぶ」ではなく「英語で学ぶ」ことを目的として開発されたコンテンツです。画面上で指示を出して、星や生き物を動かし、得点を稼ぎます。色を変えてみたり、秒数を変えてみたり…。各操作は英語で表記されているため英語はもちろん、ワークを通じてプログラミング的な思考そのものを学ぶことができます。
課外教室は保育園・幼稚園などの終了後に行っており、プログラミング以外にも、ダンスや読み書きなども用意。幼少期から活きた英語に触れられます。
「情報Ⅰ」対策専用のWeb学習教材
株式会社 ロジカ・エデュケーション:「ステラリア」
ロジカエデュケーションは、プログラミング教育を中心とした各種サービスを提供する企業です。
ステラリアは、2025年から大学入学共通テストに新設される「情報Ⅰ」科目に完全対応したオンライン学習教材です。情報Ⅰで出題されるプログラミング言語DNCLにも対応していています。24時間対応のチャットサポートもあるため専用の講師の方が不在でも、塾・予備校などで「情報Ⅰ」の学習コースを新設できます。
また、最新のAIによりパソコン付属のカメラから受講生の生体反応をリアルタイムに測定・分析。学習理解度や集中度、得意・不得意な分野などの情報をレポートとして出力可能なため、保護者とのコミュニケーションツールとしても活用できます。
最近は公立学校から、ICT支援員の方も使いたいといった相談も増えているそうです。
補助金制度などもあり、初年度は無料で試せるのも魅力の一つです。
次回のEDIXは、10月にインテックス大阪で開催
2024年10月2日(水)~4日(金)にインテックス大阪でEDIX関西を開催します。
新規出展企業40社を含む120社が出展予定です。
会場では出展企業と直接相談、デモ体験を通じて様々な製品を一度に比較できます。
現在、EDIX事務局では、無料で来場登録を受付中です。
ご来場に興味のある方は下記よりご登録ください。
https://www.edix-expo.jp/osaka/ja-jp/visit.html?co=web_hub_edixplus40
▼EDIX関西の出展企業・製品情報はこちら
https://www.edix-expo.jp/osaka/ja-jp/search/2024/directory.html
EDIXとは
学校・教育機関、企業の人事・研修部門など教育に関わる方に向けた日本最大の展示会です。
年に2回、東京・関西で開催をしています。
来場に興味のある方は下記から詳細をご確認ください。