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EDIX(教育総合展)関西2023 会期レポート

EDIX(教育総合展)関西2023
会期レポート


EDIX(教育総合展)関西が2023年6月14日(水)~16日(金)の3日間、インテックス大阪で開催されました。
今回はこのEDIX関西に出展した企業から7社をピックアップして、詳しくご紹介いたします。


マイクラで楽しくプログラミング学習ができる教室パッケージ

株式会社 KEC Miriz:「プロクラ」

株式会社 KEC Mirizは、母体が長年学習塾を経営しているKECグループです。その中で培われたノウハウをもとに、学習塾や学校向けにプログラミングや英語教材を提供している会社となります。

少子高齢化に伴う児童生徒の減少の影響で、塾への集客に悩んでいたという背景があり、プログラミング市場が成長すると言われていたことに目をつけ、プログラミングに参入しました。当時は、ロボットやスクラッチなどのプログラミング教室もしましたが、そんな中でもマインクラフトを使った「プロクラ」は楽しく続けられるものとして好評でした。それをパッケージとして学習塾向けにカリキュラムや教材を提供されています。


対面で行うカードゲームでコミュニケーションを学ぶ

株式会社 イー・ラーニング研究所:「コミュニケーションゲーム」

株式会社 イー・ラーニング研究所は、eラーニングに関するサービスの制作、開発、販売、運用をしている企業です。

ブースでは、小・中学生向けのボードゲームの教材をご紹介していました。
各ボードゲームにはカードだけでなくスライドが付いており、そのスライドを先生が画面投影し、導入の説明。その後、1グループ4~5人でゲームを進めるという形です。
その中で、今回ご説明いただいたのが、「コミュニケーションゲーム」というもので、想定される場面の中で自分ならどうするか?を手持ちのカードから自分のアクションを選び、カードを出します。その時に、なぜそういう行動をするかの説明をし、最後にどの人の説明に納得できたかをチップで投票するというのがざっくりとした流れです。
この教材は、学童などでも導入されているそうですが、学校ですと総合学習や道徳の時間などで使われているとのことです。


PDFや動画編集ソフトで教育現場のDXを推進

株式会社 ワンダーシェアーソフトウェア:「PDFelement」、「Filmora」

株式会社 ワンダーシェアーソフトウェアは中国を拠点としたグローバル企業の日本支社で、ソフトウェアの販売・開発を行っています。

今回は、DXをテーマに教育現場ですでに多く活用されているPDFファイルを直接編集できる「PDFelement」や動画編集のための「Filmora」といったソフトを紹介しています。
日本ではPDFは編集できないものという印象が多く、変えられることがリスクと捉えられがちですが、「PDFelement」は編集した履歴が残るので、安心して使うことができます。

「Filmora」は学校の紹介やPRはもちろん教材制作などでも活用されています。この動画編集ソフトは、国内累計で5,000万人が使用しており、利用者は初心者~中級向けの方が多いのが特長です。UIが簡単、テンプレートや素材が多いなど、知識がなくても使いやすいソフトとして選ばれています。


3Dプリンターを利用したものづくり教育

広陽商工株式会社:「3Dプリンターの出張授業」

広陽商工株式会社は、試作の専門商社で、3Dプリンターの販売をしている企業です。

その流れで、3Dプリンターを使った出張授業を行っています。授業は小学生でも使えるCADで形を作り、それを3Dプリンターで出力するというもの。具体的には3Dプリンターがどんなものかという説明とCADの使い方を教え、CADで制作の作業をし、制作したデータを預かり、後日3Dプリンターで出力したものをお送りするという内容です。実際にプリントアウトしたいものを設計するところまで行い、後日完成品を送るという方法をとっているそうです。
授業を受けた子どもたちからは「楽しかった」というような声も多く、ものづくりに興味を持ってもらう入り口として、活用していただいているということでした。


スライドシステムを使い、電子黒板・プロジェクターの利便性向上に

株式会社 北島製作所:「電子黒板やプロジェクターのスライドシステム」

株式会社 北島製作所は黒板や家具の製造から電子黒板システムの開発まで、学校向けの製品を扱う企業です。ブースでは、電子黒板やプロジェクターのスライドレールを展示されていました。

プロジェクターのスライドは左右の動きだけでなく上下に動かすことができ、園児向け使用する際は、投影場所を低く設定し、保護者への説明などの場は高くするなど、場面に合わせて高さを変えられることが特長です。

もう一つの展示は黒板の上部にレールを取り付け、電子黒板を設置するというもの。電子黒板と普通の黒板と併用して授業をする際に、簡単に電子黒板の移動ができたり、スタンド式の電子黒板と比べ、デッドスペースが少ない、スタンドに足を引っかけてしまう心配がないなどが利点です。


動画とAIで部活動を支援するスポーツトレーニングアプリ

ソフトバンク株式会社:「AIスマートコーチ」

「AIスマートコーチ」は、マネして学ぶ、新しいスポーツトレーニングアプリです。

「お手本動画」「比較機能」「練習メニュー動画」の3つがあります。「比較機能」というのは、自分のプレーを撮影しお手本と並べて比較できるものです。骨格の動きから自分とお手本とのフォームチェックのチェックなど、比較・分析・振り返りができます。お手本動画や練習メニュー動画は筑波大学他が監修。それぞれの競技における実績のある方々がお手本となり、フォームの見本を動画で見ることができます。この時の説明では、テニスのフォームの比較を実際に見せていただきました。部活動など、専門外の競技指導の場で、活用いただきたいとおっしゃっていました。


過去のデータを分析しAIで志望校の合格判定

コンバイン 株式会社:「ExamMaster」

コンバイン株式会社は、デジタル採点システム、CBTなど自動処理を中心とした教育向けのシステムを扱っています。

数ある製品の中から、今回は「ExamMaster」をご紹介いただきました。こちらは、最近リリースした製品で、志望校判定を出すシステムです。これまではその学校の偏差値から判定をしていましたが、過去の模試の結果や合格者のデータをもとにAIが合格判定をするというものです。同じ偏差値でもA判定もあればC判定も出るなど、より精度が高く合格判定を出すことができ、A判定にするにはどこの偏差値を上げればよいかなども分かるそうです。データを基にした判定となるため、ある程度のデータ量が必要で、大手の予備校や塾、模試会社などに向けた製品とのことでした。


2024年のEDIX関西は10月開催

毎年、6月に開催していたEDIX関西ですが、会場であるインテックス大阪の改修に伴い、2024年は10月の開催となります。

現在、EDIX事務局では、出展企業様を募集中です。

ご出展検討のための資料をお送りしておりますので、ご興味のある方は下記フォームよりお申し込みください。

https://www.edix-expo.jp/tokyo/ja-jp/gbs/sales/ex.html


EDIXとは
学校・教育機関、企業の人事・研修部門など教育に関わる方に向けた日本最大の展示会です。
年に2回、東京・関西で開催をしています。
 

来場に興味のある方は下記から詳細をご確認ください。