株式会社すららネット マーケティンググループ 執行役員 林 俊信氏に聞く 出展製品の見どころやEDIX出展に対する思い など
株式会社すららネット マーケティンググループ 執行役員 林 俊信氏に聞く
出展製品の見どころやEDIX出展に対する思い など
2023年5月10日(水)~12日(金)の3日間にわたり東京ビッグサイトで開催されたEDIX東京の出展企業 株式会社すららネット マーケティンググループ 執行役員 林 俊信氏に、製品開発にかける想いやEDIX出展にまつわるエピソードなどのお話を伺いました。
今回の出展にあたり、見どころの製品は?
Q. ブースでご紹介している製品について教えてください。
根本理解で学力向上させるAI教材の「すらら」と「すららドリル」と、今年の4月にリリースした「すらら Satellyzer(サテライザー)」を今回は、紹介しています。
「すらら Satellyzer」は探究学習専用の製品で、知識をインプットして、考えて仲間と議論し最終的なアウトプットをする、という、探究学習に必要な基礎スキルが身につく内容になっています。今までは「すらら」と「すららドリル」で人プラス学力に着目してきましたが、「すらら Satellyzer」で探究力をさらに追加しています。人工衛星がテーマで、今求められている探究力、つまりは得た知識をもとに考察し、それを人に説明できる、人と議論できるという力を身につけていくことができます。レクチャーでのインプット、その後のグループワークでのアウトプットを繰り返しながら身につけていくという仕組みになっています。
探究学習というのは先生の力量に頼る部分が多いので、学校では多忙な先生の授業準備が至らず子どもの探究したい気持ちを引き出しきれないという課題があるとうかがっています。これを解決するために、知識は全員に同じように伝え、アウトプットする時に先生がこういう風に指導するといいですよという、指導のやり方や進め方も一緒に提供するという仕組みになっています。
「すらら」は、アニメのキャラクターが自分のペースで授業をしてくれるという取り組みやすさが特徴です。問題を解く練習過程でもいわゆるアダプティブという個別最適化方法をとっていて、一人一人に対応しているので、授業に遅れをとっている子どもでもついていけるようになっています。もしわからないことがあっても、より簡単な問題や過去に遡るということを全部自動でやってくれます。AIの機能を組み合わせたことで、一人でも勉強ができるという仕組みです。
弊社は長年自立学習ということをテーマに研究開発してきているので、個性に合わせた学習方法を突き詰めた結果、不登校など一人で勉強する機会があるような子どもでも自然と使えるツールになったと言えます。
学校の教科書って実は単元ごとにまとまっているわけではなく、同じ分数であっても3年生、4年生、5年生、6年生というように各学年に散らばっています。「すらら」は、教科書通りに勉強したかったら教科書を選ぶこともできますし、単元で学年をまたいで学習することもできます。学校で使用している教科書のページ数を参照するといった新しくできた機能も付きました。
不登校や欠席で授業に遅れてしまった場合に教科書のページをやり直すこともできるし、分数は分数でまとめて勉強することもできます。
(左:すらら Satellyzer説明パネル/右:すららデモ画面)
EDIXは人とのつながりを強めてくれる大切な場
Q. 毎年EDIXにご出展いただいていますが、出展の目的やご成果などをお聞かせください。
EDIX出展の目的は、お客様を捕まえたいのはもちろんですが、自社製品を広めたいということです。製品の認知度を広めていくためには、多くの方に知ってもらうことが必要です。
WEBサイトもありますし、紙のDMを配ったり、FAXを送ったり、電話をかけたりと様々なマーケティング方法も行っていますが、展示会は非常に効率が良くお客様と出会えて、製品を知ってもらうことができると考えています。
会場に足を運んでくださるということはまずお客様の温度感が高いです。いち展示会でいくら売り上げるという見通しが非常に立てやすいというのもあります。
出展する小間の大きさに対して、どれくらいの件数の商談をするみたいに目標を立てています。また、その目標は毎年立てていて、名刺交換した数、着座での商談件数、そのうちの確度の高いリード数や後日アポにつながった件数など商談のプロセスごとで目標を立てるということをしています。以前3小間で出展したときは、名刺交換ができた数は300~400程度で、有効リードは6割くらいという成果でした。
Q EDIXに出展してよかったというようなエピソードがあれば教えてください。
毎年ここでお会いした方と次の年に商談が決まるということが何度かありました。
印象に残っているのは、「展示ブースがいっぱいありすぎて何見ていいか分からない」とおっしゃる先生を捕まえて話をしたことがきっかけで、ご興味を持っていただき、結果的にその学校法人の7~8校導入いただくことにつながりました。
最初はよくわからずにEDIXに来られていた方でも、「教育ICTや教育DXはこういうことをやるといいですよ」ってお話をしていたら、結果的に今のお付き合いにつながったということが多いです。
「何か変えたいけどどうしたらよいかわからない、何かいいものはないかな?」と参加している方に「こういうのはどうですか?」というのがマッチするのが展示会の良さですね。
できるだけ多くの方と、たくさん話をすることを意識
Q. ブースづくりや当日の動きなど工夫しているポイントがあれば教えてください。
うちの場合は、できるだけ多くのお客様と話をするために商談席を多く設けています。製品だけで学校の課題が解決できるものではないと思っていて、お客様の課題を解決するためには、しっかりお話を聞き、製品を有効に使える方法を提供しないといけないと思っています。
また、他商材の担当や、学校向け、塾向けといった担当もいますが、担当部署など関係なく一律で社員が対応しています。
あとは、3日間でたくさんの商談を経験できるので、新人にとっても良い機会です。自分でお客様を捕まえて商談して、困ったときにはその場ですぐに先輩に聞くこともできます。
展示会があることで社内の結束が強くなったり、交流になったりという良さもあります。
(第14回 EDIX東京のブースの様子)
会場に足を運んで、熱量を感じてほしい
Q. EDIXの記事をご覧になっている教育関係者の方にメッセージをお願いします。
ぜひ、実際に展示会に足を運んでいただきたいです。展示会は熱量を感じられるものだと思っています。
障壁もあるかもしれませんが、足を運んで実際に見てもらうことがとても大事だと思っています。これは、出展社側だけの話ではなく先生や教育委員会の方々も現場の課題を何とかしたいと熱量を持っています。
出展社のみなさんも来場される学校の方や教育関係者の方も、一緒に教育をよくしていきたいという思いで会場に集っています。
直接見に来る、会いに来ることに価値があると感じていますので、ぜひ会場に来ていただきたいですね。
今週、インテックス大阪でEDIX関西を開催
インタビューにご協力いただいた株式会社すららネット様は、今週開催のEDIX関西にもご出展いただきます。
株式会社すららネット様の製品情報はこちらからご覧ください。
また、会場へのご来場には来場登録が必要です。下記よりご登録のうえ、お越しください。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
EDIXとは
学校・教育機関、企業の人事・研修部門など教育に関わる方に向けた日本最大の展示会です。
年に2回、東京・関西で開催をしています。
来場に興味のある方は下記から詳細をご確認ください。